ごあいさつ
2020年-----オリンピックイヤーが到来し、日本中でスポーツ振興の気運が高まりをみせる中、大和ボーイズは小学部を創設し、新しい一歩を踏み出すことになりました。
学童野球は、ほとんどの子どもたちにとって初めて野球と触れ合う場であり、また、野球をするだけではなく、生涯にわたる人格形成の基礎を培う重要なステージでもあります。
しかしながら、保護者への過度な負担や指導の在り方など、様々な問題・課題を抱えているチームが少なくないのが現状です。
野球人口は減少傾向にはありますが、スポーツ・文化において多様な活動の選択肢がある中で、まだまだ野球は多くの競技人口を誇るメジャースポーツの1つであることに変わりはありません。
ただ、「親が何かと大変だから子どもには野球をやらせたくない。」「野球ってなんだか古臭くてかっこ悪い。」など、ネガティブな理由で野球離れが進んでいることは看過すべきでない深刻な問題として重く受け止めなければなりません。
確かに、これまでの野球はプレーをする子どもたちだけではなく、保護者の方々の並々ならぬ努力や労力の上に成り立っていたと言っても過言ではないでしょう。しかし、時代の変遷により、共働き家庭の増加など、様々な事情で親が子どもに寄り添う十分な時間の確保が難しくなりつつある今、学童野球の現場にも変革が求められているのは必然なのです。
そして、私たち大和ボーイズ小学部は、チームとしての活動だけではなく、他のチームとともに、奈良県の野球、日本の野球を盛り上げていけるような活動にも積極的に取り組んでいきたいと考えております。
代表 箸尾谷 智恵